たちばなです。
本日はいささか長文ですが、日曜日ですのでお許しください<(_ _)>
また、本文は2月27日(日)の朝八時過ぎに配信していますが、本文は2月25日(金)の早朝に執筆されています。
サラリーマン生活に加え、連日の除雪作業にあくせくしながらの執筆活動でございます(笑)
本日もワタシの地元では一晩で15センチほどの積雪がございました。
でもね、少しずつ雪が重くなってきているんです。
重くなっている、と言う事は水分を多く含んでいる。
春の足音は、実は除雪作業からも感じることは出来るんですよ。

読者の皆さん、日曜日をいかがお過ごしですか?
ワタシは、ご相談者のZoom対応面談をしながら、子供たちと自宅で過ごしつつ、今夜の「Zoom」飲み会に備えています(笑)
昼も夜も・・・ZOOMに没頭する一日です(笑)
さて・・・・「逃げる」と言う言葉にポジティブな意味を感じる人は多くないでしょう。
「逆境から逃げない」とか、「困難に立ち向かう」とか、「継続は力」などと言っていた方が、何となくポジティブな印象を受けるでしょう。
でも、「逃げる」事って、本当にネガティブなんでしょうか!?
歴史的に見ても・・・本当に自分が追い込まれた時の処方箋って「逃げる」事が最善の策である事は間違いないですよ。
「三十六計逃げるに如かず」なんて言葉がございます。
戦国時代に「名将」と呼ばれた武将には、若き頃に一度や二度は「逃げる」事を経験している事がほとんどですし、それは歴史上証明されています。
それは、将としての自分が命乞いをする事ではなく、兵を守るために実行される事なのです。
- 相手が強いと判断したら逃げる事に専念せよ
- ゴールは一つでもルートは無限大
- 壁が高いと思ったら隙間を探せ
などなど・・・ビジネス書などによく用いられる孫子の兵法では「逃げる」ことの正当性を謳っている言葉が多数あります。
事業でも同様に・・・採算の合わない事業にこだわり続けるより、「次の手」や「次の生き方」を考える事の方が合理的であることは間違いないですし、その経済効果は良い時も悪い時も、当事者よりも家族に波及します。
自分が貧しくなると、家族も貧しくなります。
自分が富めると、家族も富めます。
「当たり前だろ!」と思われる読者も多いと思いますが・・・本当にあなたは理解していますか!?
「今までこれしかやった事ない」とか、「今までこれでやって来た」と考えつつ実行して来た事が、時代の変化によりドンドン通用しなくなってきている自覚があるのではありませんか!?
同じ事を続けつつ「また以前のように、良い時期は戻ってくる」と思っているなら、来ませんよ。
断言します。
「良い時」を待ちつつ、今は赤字を垂れ流し続ければ、苦しいのはあなただけでなく家族に波及することに「良心の呵責」や「家長としての情けなさ」は感じませんか!?
織田も豊臣も権力に固執したから、家系は途絶えました。
徳川は権力に固執せず、大政奉還し「実利」を優先したからこそ、現在も徳川家は家系が絶えていません。
また財団としても現代社会において残っています。
「逃げない」事や「続ける」事って・・・普遍的に正しい事とは言えません。
時と場合による、と言う事ですよ。
資金的にピンチな時をワタシは「有事」と表現している事は、読者も良くご理解いただいているともいますが、「有事の資金繰りは逃げの一手」だと思っています。
また、「逃げの一手」の中にもイロイロな手段があると思いますが、当事者にはその中で「手段を選別する能力」が必要だと考えているのです。
巷で良く知られている「債務整理・自己破産・会社更生法・民事再生法」などの法的整理も逃げの一手と言えるのでしょうが、ワタシはそれを実行すると「副作用が大きすぎる」と考えますし、「その後の再生が遅くなる」と考えているのです。
ワタシは平成22年11月18日に父親が亡くなり「後ろ盾」を亡くしました。
法的整理するにもその資金が無く、一時途方に暮れたことは以前に書きました。
そこで先人から得た言葉は・・・「計画は綿密に 行動は迅速に」です。
十分な準備と知識の習得、相手の攻撃の想定を理解した後は、時の経過に身を任せる、という「現代社会における“逃げ”」が一番副作用も小さく、一番再生が早いと考えていますし、それを体現体感しました。
「破産すら出来ない」と言う状況に陥った新潟のみながわさんこと、たちばなはじめ。
「破産せずに返済を停止する」と言う手段しかワタシには残されていませんでした。
当時の「師匠」からレクチャーを受け、準備や段取りを指導されたとは言え、大きな不安を抱え、後ろ盾無きまま「債権者との対峙」に臨みました。
不安でたまらない時は、娘の屈託のない笑顔を見て自分を奮い立たせたものです。
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