たちばなです。
本日は回顧録。
ツマンナイ話だと思うので無理して読まないでください。
11年前、ワタシは当時経営していたM産業株式会社の代表取締役として、同じく代表取締役だった父親と二人で頭を抱えながら結論の出ない打ち合わせを重ねていた。
「如何に借金を返すか?」を考え続け、父親と悩み続けた。
当然、結論など出ようはずもない。
その後ワタシは、父に内緒で新潟市内のとある弁護士事務所を訪ねたんだが、「破産費用が350万円」と言われ、即刻断念。
「カネが無いから相談に行ったのに、カネが無いと助からないとは、いったいどういう事なんだ??」という率直な矛盾に行き当たった。
今思えば何ともくだらんことを考え続けたものだ、と心底思う。
「如何に借金を返すか?」を考えるから苦しいんだ。
「如何に借金を返さないか?」を考えれば良いと気づいたのは一冊の本からだった。

岩井義照さん。
事業再生業界内では有名な方。
無論、狭い業界なので、巷では知らない人は多いだろうが。
元金融マンで、もしご存命なら現在は90前後のハズだ。
この本読んだ当時・・・シビれたわ。
「担保物件手放せば、全ての人が無借金」って書いてあった。
当時、不動産を売却しても6億円の負債をすべて穴埋めできないと銀行に言われ、ウンウン唸っていた頃だったから、この本の記載内容にどれだけ溜飲が下がったものか。
この本をキッカケに、11年前からワタシは「たちばなはじめ」としての素地を作っていく事になるんだ。
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