たちばなです。
愛知県内の事業主で、事業は好調の50代男性のMさん。
ワタシの名古屋セミナーはこれまで10回近く聴講されている。
再始動一発目のセミナーにもお出かけくださった。
「相変わらず事業は上手く行っている。コロナもあり融資はバンバン出ます。いろんなことに実験で使って廻していますわ。半分遊びです(笑)。いざとなったらたちばなさんいるしね。」
と言うようなことを言っていた。
100%本心では無いだろうが、そのくらいの余裕を持って事業運営に当たれる環境はMさんにとって幸せな事だろうし、そのキッカケがワタシである事はワタシにとっても嬉しい事だ。
そんなMさんからメッセージを頂いた。ご紹介者がいる様だった。
三重県内の30代の独身男性の若者BさんとZOOMで面談した。
父親の事業不振をキッカケに、Bさん自ら借入を行い、その資金を父親に。
それでも事業は好転せず、しばらくして父親は蒸発。連絡が取れないと言う。
とある工場に勤務するBさんの収入では返済出来ない膨大な負債が残ってしまった。
そんなBさんに、ワタシが知っている事を教えてあげた。
また今後の対処法についてもアドバイスした。
近隣にワタシの情報をタップリ持っているご紹介者のMさんもいるだろうから、自力で乗り越えられるだろう。
それはそれで良かったんだが・・・・彼は生命保険に入っている。
被保険者がBさんで、契約者がBさんで、受取人が蒸発した父親になっている保険だ。
「Bさん、バックレた父親が受取人になっている保険なんか要らんだろ?
その掛け金だって馬鹿にならん。返戻率からすれば損するだろうが、今の君は圧倒的に資金量が不足しているんだから、手元に資金を持っておいた方が良い。解約をおススメする。どっちみち、Bさん名義の保険なんだから、そのままにしていても差押えされちゃうよ。」
少しだけ、Bさんの表情が曇った気がした。
無保険状態になるのが不安だったのか?
バックレられても、それでも父親を案ずるBさんの優しさなのか?
訊かなかったし、良く解らなかった。
ワタシに継続的なアドバイスを望むなら、真っ先に保険は解約させるだろうが、おそらくBさんとは今後の面談は無いだろう。
Bさんが現時点で置かれている環境で、生命保険を残し続ける事のデメリットと危険性を今一度話し、約40分の面談を終えた。
丁寧に説明したつもりだが、見ず知らずのワタシのアドバイスがどれほどBさんの記憶に残っているかは少々不安だ。
ご紹介者のMさんからのフォローアップが重要だろう。
「Mさんなら安心してお任せできる」根拠はないがそんな感じがした。
直近で4件のリモート面談を実行した。
知識も知恵も無い人がいた。
知識はあるが知恵の足りない人がいた。
知恵はあるが知識の足りない人もいた。
あ、知識と知恵も無かったが、時を経て、知識と知恵を備えた神奈川県相模原市のとある男性との旧交もリモートで温めたんだった(笑)
賢い読者の皆さんなら既にご存じだろうが、知識と知恵の違いを下記に記す。
【知識】とは、ある物事について知っている事。またその内容。
【知恵】とは、物事の道理を判断し、適切に処理する能力。
バカ正直の一辺倒では、必ず割を食う。
いたずらに策を弄す事も、場合によってはしくじる。
何ごともバランスなのですな・・・・・ここに文をしたため、皆さんに披露しながら自分にも言い聞かせる。