たちばなです。
2025年の「お盆」を皆さんはいかがお過ごしでしたか?
ワタシは三日ほど新規ご相談者との面談を受ける事をお休みして、家族を連れて石川県の加賀温泉を訪ねました。
「たちばなは休まないのではないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
相変わらず既存のクライアントはジャンジャンLINEや電話でお問い合わせ下さるので、新規ご相談者の面談を受けなかったからと言って、休日やバカンスにはならないのです(笑)
まあ自分で選んだ道ですし、既存クライアントにすれば喫緊の問題としてお問い合わせ下さるのですから、鬼レスでアドバイスしてあげたい、と言う想いはいささかも色褪せず、クルマを運転していても・・・
「ちょっとLINE貯まったから車停めるね」と家族に言ってはハザードランプ点けて停車し、アドバイスをしつつ、必要に応じて折り返しの電話を差し上げたりしてはまたクルマを走らせる・・・
家族にはブーブー言われながらも、そんな二泊三日の温泉旅行でした(笑)
さて、現在の本メルマガの登録読者数が12500人を超えています。
メルマガ登録読者数の規模としては「ナカナカの規模」と言えるようになったのではないか?と事務局の谷本とともに一定の満足感はございますし、現在は20000人の登録に向けて、仕事の合間を見つけては、懸命にキーボードをたたき続ける日々を過ごしています。
でもね・・・12500人の中には
・読んでいない人
・ところどころ読んでいる人
・ただただ眺めている人
・ななめ読みする人
こういう方々が実際は大半なんだろうなぁ~・・・と言う肌感覚も持っています。
モチロン、一部には懸命に読み続けて下さっているのも実態ではあるんですけどね。
懸命に読んでいる人は・・・・概ね2割程度かな・・・なんて思っています。
なぜ、そう思うかと言うと・・・ご相談者の知識レベルがさっぱり向上しない、と言う事なんです。
「え?そんなこと心配していたの?」とか
「WEBで調べればこんな風に解説しているんだけど・・・」とか
「ああ・・・そういう事も知らないのか・・・」とか
こう言う感想を数多く持ちながら日々の個別面談対応をしている、と言う事です。
【ルールがわからないままゲームを続けてはいけない】
これはワタシがコンサル開始当初から言い続けている事です。
皆さんてね・・・非常に危なっかしいゲームをしている、ってワタシは考えているんです。
・金融のルールを学ばずにおカネ借りて・・・
・会社のルールを知らずに会社設立して・・・
・税制を知らずに税金納めて・・・
・資金繰りの何たるか?を知らずに資金繰りに頭を抱えて・・・
こんな状態じゃありません???
「チーピンって何だっけ?」とか言いながら麻雀やったって勝てないよね?
「打ったらどっちに走ればいいの?」とか言いながら野球やってった勝てないよね?
「ババ引いたら負けなんだっけ?」とか言いながらババ抜きやったって勝てないよね?
ルールがわからないまんま商売やったって勝てないし、
使途・目的・計画を立てずしてカネなんか借りたって返せるようになるワケなんかないんだよ。
それを感じているからこそ、アナタ自身がこのたちばなはじめのメルマガに辿り着いたのではありませんか???
ワタシだって、全部わかっているワケじゃないよ。
ワタシにだって知識が足りないところは数多くあるからこそ、支援者や支持者らと提携関係を結び、互いに弱点を補いあってご相談者やクライアントに有益な情報を提供しているんだから。
ワタシが知っている部分は、法人とか個人とかに関わらずあらゆる事業体が直面する最重要箇所の「資金繰り」の中のさらに「有事の資金繰り」に特化して情報を出し続けているからこそ、一定のご評価を巷から頂戴しおかげさまで15年4か月目に突入している、と言う事なんです。
前にも書いた事はあるんだけど、どうせみんな忘れちゃうから改めて書きますよ。
【事業の根幹は事業には存在しない。事業の根幹は会計に存在する】と言う事です。
あなたがどんな手段で金儲けしようが法律の範囲内なら自由なんです。
・モノを売る
・技術を売る
・安心を売る
・ノウハウを売る
・娯楽を売る
・癒しを売る
なーんでもいいんです。ルールの範囲なら。
だけどさ・・・儲かっているのか?儲かっていないのか?
コレの判断は「数字以外では出来ない」のですよ。
その数字から目を逸らし続けるのが「ニッポンの中小零細事業体の主」なんです。
これ言うと途端に眉を顰める事業主・・・多いよね。
「数字は苦手だ」なんて言っている事業主は商売やめた方がいいよ。向いていない。
手間を惜しむような人間は商売なんかやったってダメ。
そんなワガママな人間に付き合わされる家族や従業員が可哀想だとは思ないか???
学校で習っているだろう?
加減乗除(足し算・引き算・掛け算・割り算)って・・・・。
会計の世界って・・・掛け算と割り算はないんだぜ!?気づいてた?
足し算と引き算しかないんだよ。
足し算と引き算しか存在しない世界をアナタは「苦手」と言っているんだぜ!?
自分自身が非常に愚かしい人間だとは思わないか?
思わないような人間はやはり商売なんか向いていないよ。
悪い事は言わんからさっさとやめた方がいい。
「オレは番頭に任せている」なんてうそぶくバカなヤツは多いんだけどさ・・・
数字を理解し、粗方針を立て、その方向性に導くための実務をさせる事を「任せる」というのです。
「オレわかんないからお前やっておいてぇ~」って言うのは「委ねる」と言うのです。
事業の趨勢を見極める立場にある代表者が、「任せる」と「委ねる」の非常に大きな違いをわからないような人間であるならば、それもまた商売には向いていないと言えるでしょう。
いきなり「代表者が経理全般をやれ」とか「会計学を志せ」とか言っているのではありません。
まずは「現金出納帳」をつけるところから始めませんか?
「貸方」と「借方」の欄に収入と支出を記載し、当日の現金の在高を算出。
同じ日の銀行の預金残高と現金の在り高の合計が・・・「その日にアナタの事業体が保有している現金資金量」になります。
これを日々追いかけるんです。
おそらく所要時間は一日10分以内でしょう。
そんなに手間のかかる事なんか無いんです。
一か月続けてみて・・・二か月目に入ったら、その日と一か月前の同じ日の現金資金量が増えているのか?減っているのか?
これを追いかけるだけでも全然違います。
4か月から5か月くらい我慢して続けてみて下さい・・・知識が貯まってくると・・・
・●●の部分はどういう風になっているんだろう?とか
・▲▲の数字はどういう状態なんだろう?とか
・××の実績がわかれば◇◇の部分がわかるから調べてみようかな?とか
どんどん知的好奇心が湧いてきます。
いや、商人である以上はその知的好奇心が湧いてこないような人間は、やはり商売に向いていない、と言わざるを得ません。
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社長が知っておくべきお金の知識
ワタシはかつて商っていた小売業の会社の代表としてコレを2年間続けて、それまで4人存在していた担当社員を退職時に人材補填しなかったり、他部署に配置転換して人材の効率化をはかり、最後の方は社長業の片手間に経理処理をしつつ、会計ソフトに入力し、元帳や各種帳票を作り、資金繰り表を作成し、銀行との交渉をしていました。
「オレは・・・こんな簡単な事に四人も人材を費やしていたのか・・・」と気づき、改善の限りを尽くしましたが・・・結果的に以前に商っていた会社の負債があまりにも多額過ぎたがゆえに事業をツブしました。
自分の運営する会社の会計を知り尽くしたうえで「やっぱりダメだった」というある種の心地よいあきらめがワタシを憑依していた記憶があります。
その経験をもとに・・・「事業再生や人生再生の根幹は破産回避にある!」との自己結論に至り、以降15年少々コンサル事業を継続し、破産回避の重要性をお示ししている、と言う事です。
・営業部門のない会社はあります。あれば担当者を配置できるでしょう。
・製造部門のない会社はあります。あれば担当者を配置できるでしょう。
・デザイン部門のない会社はあります。あれば担当者を配置できるでしょう。
・マーケティング部門のない会社はあります。あれば担当者を配置できるでしょう。
・販売促進部門のない会社はあります。あれば担当者を配置できるでしょう。
しかし・・・会計部門のない会社は存在しません。
担当者ではなくアナタ自身が取り組まなければならないからです。
一人事業体であっても決算を組み、申告し、納税をする以上、会計をしなくていい事業体は存在しないのです。
ですから私は言うのです。
【事業の根幹は事業には無い。事業の根幹は会計にある。】と。
数字から目を逸らしてはいけません。数字を追いかけなければいけないのです。
感情や熱意や勢いだけで商いを続けてはいけません。
地域貢献や社会貢献や世界平和などと美辞麗句で誤魔化してはいけません。
それらはおカネが儲かるようになってから考えるべき事なのですよ。
その儲けが出せているのか?出せていないのか?は数字でしか判断できないのです。
こんな事・・・書くつもりはなかったんですがね・・・
ご相談者の知的レベルがあまりにも乏しい方のご相談が続いてしまい、少しくたびれる感情を否定できなくなったので、緊急提言として文にしたためました。
今後、私にご相談下さる方にお願いします。
借入金の返済にお困りの方が、勇気を出して見ず知らずのワタシにご相談下さるのですから・・・
せめて・・・せめて・・・
借入先・残債額・融資形態・現在の月額返済額・連帯保証人の有無・不動産担保設定の有無・・・これくらいは押さえておいていただきたく思います。
お互いに有効かつスムーズなお打合せが出来れば有難く思います<(_ _)>
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資金繰りの悩みを解決する方法
追伸・
京都のとある会社の元事業主。Yさん。40代後半男性
廃業に伴い数億円の負債の対策についてワタシからいくらかのアドバイスをし始めたのが・・・一年少々前。
その後、破産回避について実行し、現在は次の人生展開について模索中、と言う方。
そんなYさんと、こんなやり取りを致しました。



人間の欲望には際限がないね。
こういう時こそ先人の言葉に思いを馳せ、自らの欲求を抑える振舞いが大切なのですけどね・・・。
【足るを知る者は富む】とか
【衣食足りて礼節を知る】とかね・・・・。
アナタ方にこれを説きながら、ワタシもワタシ自身に言い聞かせる毎日です
(;´∀`)
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破産を回避しお金を残す具体策