たちばなです。 15年もコンサルやっていますとね・・・ これまでにご契約下さったクライアント約1800余の方々の中にも・・・お亡くなりになる方が出て来ました。 突然の病気発症で亡くなる方もいらっしゃいます。 不慮の事故で亡くなる方もいらっしゃいます。 余命宣告を受け天寿を全うされた方もいらっしゃいます。 ただおかげさんで・・・ワタシのコンサル先で「自ら命を絶った方」はいらっしゃらないようです。 自殺白書によれば借金苦を理由に自ら命を絶たれる方は概ね35%ほど。 自殺理由が借金苦である比率が高い国家で、ワタシのさせて頂いている仕事で、継続的に関わらせて頂くクライアントさんの中で自殺者が出ていない、と言う事は・・・僭越ながらではありますが、ワタシの仕事が「いくらか自殺抑止に役立っている」という事を心静かに誇りを携え、仕事をさせて頂いております。 ↓ 自殺抑止セミナー でも、初回の無料面談の際のアドバイスが受け入れられず、その後にそれが原因かどうかはわかりませんが、自ら命を絶った方は・・・・ワタシの知る限り「お二方」いらっしゃいます。 このお二方は・・・いずれも「不動産に強い執着心がある」と言う方だったのを鮮明に記憶しています。 |
お一人目の方
東北地域で車両整備や中古車販売を手掛けていた50代男性。Hさん。
朴訥としており、口数は少ない方でした。
整備工場と事業所兼ね、その二階には高齢のご両親がお住まいで、本人はバツイチ独身。
近隣のアパートに独居している状態でした。
事業は債務超過。
工場兼事業所は二つの金融機関の抵当権が設定され、根保証がついている状態。
仮に事業を畳み、不動産を売っても借金は残り、弁護士さんからは「破産しかない」と。
破産費用は400万円だ、と。
そんな矢先に知人の紹介でワタシを知りご相談下さったのが3年ほど前。
「不動産差し押さえて貰えば、残った負債については取られるものが無いんだから、そのままにされておいてはいかがですか?事業はそもそも採算合っていないから、事業体は休眠させてしまって、二級整備士の資格お持ちなんだから、それでもって整備士として就職されてはいかがでしょうか?負債に関してはワタシが破産回避の前提でコンサルします。」
こんな方針を立てました。
「工場の二階に高齢の両親が住んでいるから、なんとか残したい・・・」
こんな主張のHさん。
「破産すれば資金残せませんけど、破産は回避するんだから資金はある程度残せます。残った資金で当座のHさんが借りてあげて住まわせるか、もしくは競売かかって売りに出されるまでまだ時間あるから、その間に不動産業者や地域の資産家の協力要請を仰ぐようにする、と言う手もある。」
こんなアドバイスを概ね60分ほどさせて頂いたんです。
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