たちばなです。
鹿児島の60代の事業主。
無店舗型で、医療系の事業をされている方。
「3年半前にたちばなさんが鹿児島においでになった時にセミナーを聴講している」との事だった。
話を聞いているウチに・・・暗澹たる気持ちになりましたよ。
借金はリスケ中
社会保険料は猶予期間を終えても資金の捻出が出来ずに分納中
来月にはその財源の確保すら危うい、と。
「少しでも早く事業を畳んだ方がいい」とアドバイス。
破産を回避するカタチで「なるべくカネのかからない事業の閉じ方」をアドバイスするしかなかった。
営業利益すら捻出出来ていない状態だったし、事業上の採算が合っていないのだから、少しでも傷が浅いウチに事業を畳んだ方が良い、という事。
ボランティアにすらなっていないのだから。
「3年半前から現在まででどのくらいの赤字を流したのですか?」と口元まで出かかったが・・・やめた。
おそらく数千万円はくだらないだろう。
ワタシへのアプローチを躊躇してしまった代償が数千万円、ということだ。
ワタシのセミナーを聞いた上で、備えないままに資金を流出させてしまったのだから、その金額を当事者から聞いてしまえば、ワタシが当事者に「なんでもっと早く問い合わせなかったの???」と詰問してしまうのは目に見えていたからだ。
3年半前とまではいわないが・・・2年前くらいでもきっと大きく状況は違っただろうし、事業の継続の可能性は高かったはずだ。
社会保険料の猶予期間のうちに準備をしておけば「何らかの活路」は見いだせていたはずだったんだ。
社会保険料含めた税金を滞納している事業主に申し上げておく。
租税には「逃げる」と言う概念を持ってはいけない。
後回しにしてはいけないのですよ。
キレイごとではなく、「税金を納めない」と言うのは非常に怖い事なのです。
納税しなくてよい国民は、法人も個人も国内には存在しないのです。
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