たちばなです。
3年前に、東京神田でセミナーをやっていた際に、とある保険会社の外交員さんが聴講されました。
Kさんです。40代男性。
「セミナー後に予定があるので懇親会は参加できません」と言う事だったんだけど、セミナー聴講後に翻意され懇親会で仲良くなった方。
知り合って間もなく東京都内の事業主をご紹介下さいました。
当時はコロナ禍の真っただ中。
8億円ほどあった売上はコロナ禍で1億円少々に。
負債は約5億円。
当事者の社長さんは70代男性のBさん。
息子さんが専務で40代男性で元信用金庫で融資を務めていたんだとか。
顧問の税理士も立ち合いの下でワタシはその都内の事業所を訪ねて救済案を提示しました。
無論、事前にBさんには二度ほどセミナーを聴講いただいた上での話でした。
ワタシの救済案にBさんはノリノリ。
でも、信金出身の専務さんと税理士法人勤務のサラリーマン税理士は良い顔をしません。
あらゆる指摘や質問に明確に答え、その対処法や防御策は極めて具体策にお示しし、彼らの質問が尽きるまで・・・
ワタシは明確に答えました。
最後に社長であるBさんと専務の息子さんと税理士さんが言うのです。
「社内で検討してまたご連絡差し上げます」と。
雰囲気としては・・・
「事を進めたい社長と躊躇する専務と税理士」と言う構図だったように思いました。
なぜ、ワタシがそれを感じたかと言うと、打ち合わせを終え、帰る際に社長のBさんがワタシを最寄り駅まで送って下さる際に、高級菓子店に立ち寄り手土産を下さったからです。
「今後もよろしくお願いします」と深々と頭を下げておられたのでそのように感じたのです。
ワタシは「社長がどのくらい専務と税理士を説得できるか?だな・・・」と考えていたのだけれど・・・その後のご縁はありませんでした。
後に、ワタシは次から次へとお問い合わせ下さるご相談者の対応に忙殺され、いつしかKさんやBさんの記憶は脳裏から消え去りました。
それから2年半ほど経過。
数日前に、いきなりKさんからお電話を頂きました。
Kさんの名字が珍しい苗字だったのと、SNSでのつながりがあり、Kさんがワタシのフォローをして下さっていたので、久しぶりの電話でもすぐに記憶がよみがえりました。
「Kさんね。覚えてますよ。その後お変わりありませんか?」などと数分間やり取りをし、BさんとBさんの会社のその後の顛末について報告を受けました。
惨憺たる状況だったようです。
ワタシは一通りお話を聞いた後、Kさんに言いました。
・たちばなはじめの存在を知った経緯
・セミナー聴講後の感想
・ご紹介者の当時の状態や、たちばなにつなごうと考えた経緯
・アドバイスを踏まえ当事者が出した結論やその後の取り組み
・その後の顛末
「これらを踏まえ、匿名性は担保するので文をしたためてくださいませんか??」と。
数日後にKさんから頂戴した文章を下記にコピペします。
原文ママで掲載します。
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