たちばなです。
本メルマガは1月10日の9時過ぎに配信されていますが、本文は9日の日中に執筆されています。
各位が本文をお読みの頃、ワタシは大阪セミナーを終え名古屋セミナーに移動中かと。
新年おめでとうございます。
2024年は、たちばなはじめ15年目の年。
39歳で新潟のみながわさんからたちばなはじめになって、今年で53歳になります。
まだまだ現役真っ盛り。
ガンガン困窮者の“現場”に入り込み資金繰り改善のお手伝いをしてまいります。
今年もよろしくお願いいたします。
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今ね・・・ワタシは某県某所のホテルにおります。
これから大阪セミナーに向けて移動するところなんですがね。
とある地域のとある事業主の要請を受け、現地を訪ねたんです。
ワタシかつて「貝のマーク」でおなじみのガソリンスタンドを世襲で経営していたこともあり、その経緯から貝のマークでおなじみの石油元売り会社にも籍を置いていたことがあります。
14年前に「もうエネルギー産業のマーケットはシュリンクする。中小小売店の存続は現実的でない」と言う判断の下、「多重債務者コンサルタント」に仕事を転換したのですが、今回の相談者は同じエネルギー産業の販売店を営む方からのご要請でした。
燃料を販売する事業って…設備産業。
広大な敷地
頑強な建物
坊爆使用の設備
ものすごくコストがかかるんだ。
そのくせ燃料油のマージンなんか一リットルあたり数円でしかない。
原価なんか大したことないんだけど、二重にも三重にも税金が乗っかっちゃっいて、売る側もお客さんに「申し訳ないなぁ」なんて思いながら販売しているのですよ。
ピーク時には国内で60000件以上あったガソリンスタンドも、現在は半分以下。
作られるクルマはどんどんハイブリッド化や電化が進む。
石油元売り各社は、特約店や販売店にスケールメリットで卸価格を決めるから、どうしたって大規模販売店の方が有利になる。
燃料のニーズが年々シュリンクしていくのだから、ますます中小販売店は置き去りにされちゃうのですよ。
それを元売りに在籍していた際に目の当たりにしている事で、14年前に「うちの規模じゃ無理」と言う判断をして撤退したんだ。
当事者のHさん。
ワタシより少し若い。
創業100余年の会社の4代目。
10年ほど付き合いのある不動産ビジネスマンからの紹介で知り合ったんです。
2か月ほど前にセミナーにおいでになった。
その翌日に個別面談。
「歴史ある会社だから事業継続したい」との事だったので、
「設備産業で不動産がないと維持できないから、継続するならリスケジュールしかないよ。でもリスケジュールしたら借金終わらないし、リスケジュールして息を吹き返す事業体も無い。でもそれでも継続するならそれしか手段無いから、ワタシにしてやれることはない。ワタシは魔法使いではないからね。出来ない事を出来るとは言えないんだよ。」
と面談を打ち切り、次のご相談者へシフトしたんだ。
それから一か月少々。
Hさんからまた連絡頂いた。
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