たちばなです。
人間は本能的に「死」を恐れます。
ただ、「死ぬまで」が怖いのであって、「死んでしまったら」きっと怖くは無いでしょう。
10Mの高さからの高飛び込み。
未経験者がそこに立てば恐怖心を抱くでしょう。
ただ、「飛び込むまで」が怖いのであって、「飛び込んでしまったら」きっと怖くは無いでしょう。
「金融機関に立ち向かうのが怖い」と恐怖を感じ、流出していく資金から目を逸らす事業主は非常に多く、
「根拠なき増販施策」や「無謀なコスト削減」に励み、更なる資金流出を招く人の多いこと多いこと。
一方で・・・ワタシと関わり、数か月を経て「一つのヤマ」を乗り越えたクライアントの方々の表情の華やかさと言ったら…皆さんにお見せして差し上げたいくらいです(笑)
飛び込むことに躊躇する人と飛びこんで乗り越えてしまった人の表情の違いは如実に違います。
「真正面から問題に立ち向かう」とは聞こえは良いですが、資金力も運営力も乏しい零細事業体が、日本経済の大海原に立ち向かうスタンスとしては適していません。
「相手が強いと判断したら逃げることに専念せよ」
「三十六計逃げるに如かず」
経済的合理性が求められるビジネスの世界では、「斜に構える」と言うスタンスは有事において特に重要です。
現代日本経済における、中小企業の置かれた環境を踏まえ、【躊躇即ち損失】について文にしたためました。
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