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売上至上の落とし穴(Vol.111)

たちばなです。

本文は5月30日(月)の午前9時に配信していますが、本文は5月29日(日)の早朝に執筆されています。

「お!ラッキー?」

ペットボトル水を販売している自販機の値段が110円から100円に値下がりしていた。

たかが10円であり、されど10円・・・・「ケチばなはじめ」の消費者意識を著しく刺激する(笑)

これは消費者心理としての「アルアル現象」です。

110円から100円へ。

たかだか「9%引き」なんだけど、やっぱり何となく・・・「二本買おうかな!?」って思うんだよね。

「ケチばなはじめ」なんだから仕方がない(笑)

そう、たしかに9%引きなんだけどさ・・・・これはあくまでこれまでの販売価格に対して9%引きなんだよ。

でも、売っている側の利益は・・・・9%引きではないのです。

精製水の実質コストなんてよく知らんけど・・・・例えば、この水の精製や製造や物流コストの合計が1本あたり80円だったとしよう。

110円で売れば30円の儲け。

100円で売れば20円の儲け。

今まで30円あった儲けが9%の販売価格の値下げによって、20円になるのです。

だって・・・・精製や製造や物流のコストなんて販売価格に比例しないんだから。

つまり、売値は9%引きでしかないのだけれど、利益は33,3%引きになるんだよね。

110円を100円に値下げしたことで、売り手側は33,3%の利益がスポイルされるんだから、これまで販売本数に比べでその比率以上に売上本数がUPしないと「損をする」という事になるのですよ。

マージン30円で100本売れたら、総マージンは3000円。

マージン20円で総マージン3000円を稼ごうとすると、必要販売本数は150本になるね。

33,3%のマージンスポイルで、このシチュエーションでは、対比して150%の販売本数があって初めてトントン。

こんなの現状の日本社会ではほぼ不可能だから、ほとんどの販売者は、卸や取引業者に赤伝票切らせて、赤字を補てんする。

これじゃあデフレ解消なんて夢のまた夢。

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