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破産は“債務者の義務”ではなく“債務者の権利”である【Vol.282】

破産は“債務者の義務”ではなく“債務者の権利”である【Vol.282】
たちばなです。

2025年11月も間もなく終わり、週が明けますと年内最後のセミナー行脚が実行されます。

12月
2日(火)16時~東京駒込
3日(水)16時~名古屋名駅
4日(木)16時~大阪心斎橋
5日(金)15時~東京文京 依頼講演
17日(水)13時~18時 東京神田個別面談会
18日(木)13時~18時 名古屋椿町個別面談会
19日(金)13時~18時 大阪梅田個別面談会
20日(土)13時半~ 島根出雲 依頼講演

他、東海地域や東北地域で・・・単発の出張依頼がありそうな、なさそうな・・・(笑)

予てより申しておりますが、ワタシは休日も休息も取りません。

お休み要りません。リゾートもバカンスも欲しませんし、仕事以外の趣味はありません。

常に動き、常に休まないを自らに命じ、邁進してまいります。

男たちばな54歳。まだまだハナタレ小僧で若者です!(笑)

ご相談者やクライアントの様々なニーズについてワタシが出来る事についてはガンガン対応いたして参ります。

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さて・・・「自分の執筆が読者の少しでも励みになれば・・・」と祈りつつ、日頃は威勢の良いことばかり書いておりますし、「社会変革運動」のつもりでこの仕事を続けている事に気持ちの偽りはございません。

ただね・・・日本の中小零細事業主の「知識の薄弱さ」はサッパリ改善されません。

ともすると、「たちばなはじめは何でもできて何でも知っている魔法使い」みたいなノリでご相談を持ち掛けてくる人が少なくない。

そんな事あるはずないよね(笑)

ワタシの第一義は「破産回避」なのです。

・「破産しなければいけない、破産しか選択肢が無い」と思い込んでいる人に「そんな事無いよー。破産回避もあるよー」という方針を示してあげる事が念頭の第一優先なのです。

・「おカネなんか残せるはずがない」と思い込んでいる人に「そんな事無いよー。破産しなければいくらかおカネ出来るんじゃない?」という方針を示してあげる事が念頭の第二優先なのです。

・「借りたカネを絶対に返さなければ」と思い込んでいる人に「そればかりではない。不動産で返す、と言う事があってもいいし、協会に弁済させるという手法だってある」という方針を示してあげる事が念頭の第三優先なのです。

・「まったく返さないなんてナンセンス」と思い込んでいる方に「そんな事無いよー。それならコチラがイニシアティブを持った形でいくらか返す手段だってあるよー」と言う方針を示してあげる事が念頭の第四優先なのです。

毎度申し上げている事ですが、ワタシは「自分自身が破産を回避できたことの喜び」を伝えたくてこの仕事を続けています。

ですから、ワタシの話を聴いてそれなりに理解した上で「それでも破産する」と言うならそれを否定するものではありません。

破産したいならすればいい。

ただ、ここで誤解して欲しくないのは・・・破産したから社会的責任を果たした、と考える事は完全に間違いである、と言う事です。

破産とは、当事者が借りたカネを返せない時に、債権者が請求をすると債権者側に請求した事の過失を問う事が出来るように、裁判所の判断によって設えることを破産と言うのです。

自分で費用負担して自分の意志で実行する事を自己破産。

債権者が費用負担して債権者の意思によって債権先を破産させることを「第三者破産」とか「債権者破産」とか言うらしいです。経験ないけど。

もう25年も前になります。

当時の小売業の商売で、ワタシは取引先に破産されました。

焦げ付いた不良債権は6000万円を超えました。

破産した相手にコチラが請求したり集金したりするとコチラに対して法的過失が問われかねない、と知り愕然と知りました。

取引先が破産してしまうと、請求する権利すら奪われてしまう、と言う事です。

客観的に見れば「破産すれば借金が無くなる」という表現にはなるのでしょうが、実際にそれが実行されるとね・・・ワタシは「踏み倒された」と言う事です。

本来払うべきものを払わない事を「踏み倒す」と言うのです。

ですから、破産とか含めた法的整理やリスケジュールなども含めて・・・これらは全て踏み倒し行為なのです。

そこに「禊(みそぎ)」などありませんし、債権先に対する誠実さなどありません。

ことワタシに関して言えば、当時6億円あった負債について・・・

「信用保証協会付融資については、契約通りに協会に代位弁済すれば踏み倒しになんかならないし、信用保証協会には信用保証料払ってあるし、踏み倒しになんかならないし、契約違反もしていない」

なんにもヤバくなんかない。むしろ契約通りだから誠実。

「プロパー融資に関しては、債権者たる金融機関が金銭消費貸借契約書に基づいて当事者たるワタシとワタシの法人が所有している不動産を差し押さえて売却して換金して弁済に充当する事を前提におカネを借りたのだから、契約通りに不動産を差し押さえて貰えば踏み倒しになんかならないし、契約違反もしていない」

なんにもヤバくなんかない。むしろ契約通りだから誠実。

「融資は金融機関が事業体に対して実行する投資行為なんだから、カネは貸した方が悪い。だから借りたカネが返せない事は不幸な事ではあるけれど、借りたカネが返せない事を取り締まる法律が無い」

なんにもヤバくなんかない。むしろ法律通りだから誠実。

こんな簡単で単純で合法的な解決法がなぜ社会に浸透しないのか?

ワタシはもうこの仕事を16年近くやっているのですが、本当にワケが分からないのですよ。

正しいことが正しく伝わらない・・・未だにワタシは「詐欺師なんじゃないの?」なんて一部から言われているようです。

ソコソコトシ喰ってきたので、イチイチ訂正するのもしんどくなってきたので、もうその人たちにとってはそれでいいと解釈しています。

破産すると999000円の現金以外は全て処分の対象になります。

破産するとこれ以外を残そうとすると「破産詐欺罪」になる、とはWEB上で広く謳われています。

破産すると「偏波弁済禁止の原則」と言って特定の債権者(親や親戚など)に優先して返済する事は禁止されている事はWEB上で広く謳われています。

破産すると「官報に記載される」「WEB上の破産情報記事になる」と言う事もWEB上で広く謳われていますし、会社の倒産情報や破産情報は日常的にWEBのニュースに登場していますね。

「人生建て直しのために、999000円以上手元に資金を残しておきたい」

「金融機関よりも親や親戚や友人に借りたカネを返すのを優先したい」

「WEB上の記事になってほしくないし、官報に掲載もされたくない」

という欲求が多くの方にある事はワタシは知っていますし、16年前のワタシもまさにそれでした。

あと一番大きかったのは・・・費用ですよ。

ワタシは当時初回相談に行った新潟市内の弁護士に破産費用350万円と言われ・・・

「先生・・・オレ、カネが無いから相談に来たんですけど・・・」と主張したところ、その弁護士さんは黙ってしまい、打ち合わせが終わってしまいました。

「オレは破産すらできないのか・・・」と思っていたところに、とあるコンサルからの破産回避についての情報を入手。費用も破産と比べれば半分以下でした。

「そもそも借りたカネが返せない事を取り締まる法律が無いのに、ワザワザ裁判所からの強制力を以って、債権者が請求できない環境を作る必要が無い」と悟り、

「破産は債務者の義務ではなく、債務者の権利である」を悟ったのはこの頃です。

キチンと準備して、キチンと知識を持ち、毅然と法律通りに対応すれば・・・想像するような債権者の回収行為はほとんど回避出来ましたし、あったとて、防御策を実行する事で再発防止は出来ました。

インターネットの力もワタシには非常に大きな糧となった事は言うまでもありません。

今、アナタとワタシはインターネットで以って繋がっているのですから。

「オレが大丈夫だからアンタは大丈夫だよ」という励まし方が出来るのも、ワタシ自身が実際に経験した借金体験であり、それで大丈夫だったよーと教える事でご相談者が依頼人に変わり、当初は暗かった表情がドンドン明るく柔和な顔つきに変わっていく事に大きな喜びを感じるようになりました。

ただ一方で・・・未だに「騙されるんじゃないか?」とか、「妻が疑っている」とか「旦那に止められている」とか「顧問税理士が”詐欺だ“とか言っている」とか・・・未だにそんなことを指摘され・・・

「それでは弁護士さんのご指導を受けてください」とか

「それでは資金調達コンサルさんの指導を受けてください」とか

「それでは増販路線をとってください」とか言ってご縁を断つこともしばしばです。

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弁護士さんのところに行けば、十中八九は破産を勧められそれに抗う事は難しくなります。

先生によっては「破産費用の為に新たに借金してくれば?」とか、「仕入れをたくさんして一時的に多くの売上を作った後に仕入れ代金も含めて破産すればいい」などと指南する弁護士さんも存在する事は、これまで数多くのご相談者からの言質を得て知った事です。

破産することの虚しさは・・・破産を経験していないワタシでもよく理解している事と自負しています。

資金調達路線に舵を切ったとすれば、「穴の空いたバケツに水を淹れる」事になり、一時的な延命にはなるでしょうが、「不幸の金額(負債額)」が増え、周辺への悪影響が強くなります。

増販路線に舵を切れば、「薄利多売」になりマージンが薄れます。

採算を考えず、いたずらに売り上げが伸びればそれに伴って消費税の納税原資の捻出が困難になります。

納税は逃れようのない国民の義務です。

借金返済は国民の義務ではありません。

でも、返済原資の捻出のために納税を後回しする事業主は後を絶ちません。

この不見識が後々の大きな不幸を呼び起こす引き金となる事についてあまりにも鈍感すぎるという事です。

「俯瞰で自分や自分の事業を観察する」と言う発想は非常に大事であり、
それができにくいと感じるのであれば、第三者の意見を受け入れる、という事は代替案として正当です。

日本国は新興国でも経済大国でおありません。

「自分が頑張れば可能性は無限大だ」と過信する事そのものがリスクである事を認識しなければなりませんし、そう言った環境が日本国にはほぼ存在していないのです。


ワタシは破産を回避できたことによって、債権者よりも家族や従業員に対しての義務を優先させました。

ワタシは破産を回避したことによって、いくらかの再生資金を作る事が出来ました。

ワタシは破産を回避したことによって、再生費用の抑制が出来ました。

ワタシは破産を回避したことによって、人生変革の手立てが打ちやすくなりました。

ワタシは破産を回避したことによって、クレジットカードが残せました。

ワタシは破産を回避したことによって、官報への記載も無く、WEB上でも情報が拡散されませんでした。

ワタシは破産を回避したことによって、その喜びを伝える仕事を得ました。

ワタシは破産を回避したことによって、その経験を伝えその方の喜びを分かち合えるようになりました。

ワタシは破産を回避したことによって、亡父を「地元の名士」のままで送り出す事が出来ました。

ワタシの破産回避経験の情報を得て、それでも破産する、と言う方を否定はしません。


ワタシは、あらゆる士業の先生や金融機関の方々がご聴講においでになっても忖度することなく同じ情報を均一に、客観的に出し続け話し続けます。

別にケンカを吹っ掛けるワケでも、討論しようとも思っていません。

ワタシはワタシが実際にした経験やその後に得た知識を淡々と述べているに過ぎません。

ワタシはワタシの知識や経験で以って「経済的合理性」の観点から見識を述べているに過ぎません。

ワタシがアナタにウソをつくのは簡単でしょうが、ワタシはワタシの人生にウソがつけません。

ワタシには母も妻もいて、更には娘が三人いますが、「たちばなはじめ」と言う偽名を使って国内各地に出向いてセミナーやコンサル活動をしている事を知っていますし、「たちばなはじめ公式サイト」の存在も知っていますし、それで得た収入によって今の自分たちの暮らしがある事も知っています。

ワタシは「家族に対して恥ずかしい仕事」は致しません。

誰かを貶めて、自分を高めようとすることもいたしません。

そんなことを胸に携えて・・・明日からのセミナー出張行脚に出かけようと思っています。

今後は、ご相談者のご相談内容に踏まえ、様々なアドバイス事例を用いて執筆をして参ろうと考えています。

引き続きご一読頂ければ幸いです<(_ _)>

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