たちばなです。
本メルマガは、8月21日(月)の午後一時過ぎに配信されていますが、本文は20日(日)の早朝に執筆されています。
本日は、これから「町内こども会」のボウリング大会に汗を流してきます。
ウチはまだ小学生が二人いますので、こういう行事の参加はマストなんですよ(*_*)
各位が本文をお読みの頃、ワタシは次女と三女とお友達を連れてプールに出かけ、水遊びに興じている頃かと。
2日連続で「子孝行」している事になりますね(笑)
先日、大阪に住むワタシの友人が誕生日を迎えました。
事業主で、1年ほど前まではバンバン儲けて、数千万円の所得がある男でした。
昨年、ちょっとした「躓き」から大きく事業が傾き、現在は「絶賛人生建て直し中」という男です。
SNSで彼の誕生日を知ったので、メッセージを送ってやりました。

そんなに頻繁にコミュニケーションを取るような間柄ではありませんが、何となく・・・実に何となくコミュニケーションのある関係性です。
こういうのを「友人」というのかもしれませんね(*^-^*)
さて本題に・・・
それは2015年9月の出来事ですから・・・もうすぐ8年経ちます。
当時、埼玉県にお住まいで都内に拠点を持つ事業主のWさんが亡くなって。
Wさんは、ワタシより5つ年長。
ワタシがまだコンサルとして駆け出しの頃、新潟から高速バスで上京し、マンガ喫茶で寝泊まりしつつ、都内の異業種交流会を廻っては「新しいご縁」を探し、その度に交流会から「資金繰り?支援?当交流会の主旨とは違う」などと指摘を受けては、出入り禁止を喰らい続けていた頃からのお知り合いでした。
交流会の途中で、ワタシを排除しようとする他の参加メンバーの中で「いやいや、まずは少し話を聞いてからにしよう。」などとワタシをかばいつつワタシの隣に座り、にこやかに話してくれる方でした。
しばらくして、「少し話を聞いてほしい」と依頼があり、池袋東口の「服部珈琲舎」で話を伺いました。
「先日、オレは“大腸がん”と診断された。事業は儲かっているとはいかないまでも、どうにかやってきて、子どもも成人させた。
ただそろそろリスケジュールをしないと資金が追い付かないところ。家族を守りたい。力を貸してくれないか?
アンタはリスケジュールをしちゃダメだ、と言い続けているから、それを実行しようと思う。」
との依頼を受け、仕事をし始めたのは9年前。
自宅には執着が無く、奥さんやお子さんもお父さんの不遇を受け入れ、今後の対策の為に、とワタシのアドバイスを比較的スムーズに聞き入れてくれました。
「事業体の後始末」は順調に進み、Wさんは満足してくれている様子で、しばらくして奥さんやお子さんも交えてご家族一帯でワタシと接してくれるようになりました。
しかし、肝心のWさんは少ししてからドンドン衰弱していきました。
末期の頃は、痛みでモルヒネを打つくらいにまでなり、奥さんからは
「段々とモルヒネを打つ回数も量も増えてきているんです。
資金的な困窮からは脱却出来ましたが、健康面だけはどうしようもないですね」と。
【モルヒネは段々と効かなくなってくる】を知ったのはその頃です。


しばらくして、Wさんは元気な頃の半分程度の体重にまで衰弱し、お亡くなりになりましたが、現在でも残された奥さんやお子さんから年賀状でのご挨拶は頂戴しています。
Wさんは生前からワタシの言い続ける
「リスケジュールして蘇生した事業体は存在しない。
リスケジュールは中小事業体にメリットはない。
リスケジュールは銀行と銀行員にはメリットがある。
リスケジュールは中小事業体の為に存在するのではなく、銀行と銀行員の為に存在するものだ。
リスケジュールとモルヒネは同じ。
両方とも、最初の頃はいくらか効果を感じるんだが、根治の為の策には程遠い。
タダの延命に過ぎず、段々効果が薄まり・・・やがて・・・・。」
を、いち早く受け入れ、その余波を妻や子に受けさせないようにしていました。
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