たちばなです。
東京出張中。神田の喫茶店で名古屋への移動前に文をしたためています。。
11年前の昨日、オヤジが死んでしまったので、昨日は言わば「12回忌」ではございましたが、仕事を優先させて頂きました。
来年は13回忌ですので、浄土真宗本願寺派のワタシは、一部の親戚にお集まりいただき法要を開催しますので、今年は簡素にさせて頂き、出発前に仏壇で手を合わせ、親父には許しを得ています。
さて、昨日と今日で3件の個別面談と、一件の打ち合わせを致しました。
都内のサラリーマンで不動産投資をしているというS君。31歳独身のイケメン。
夜にはアルバイトなんかもしているそうだが、マンションの二部屋を「区分所有」しているんだそうだ。
「バイトしないと生活が回らない」とS君。
収入の不足を補う為に不動産を買ったのに、仕事してバイトもしているとは穏やかではない。
イケメンなのに・・・もったいない、と感じたのは、きっとワタシにルックスのコンプレックスがあるからだろう(-_-;)
「騙されて買ってしまったマンション2部屋。全然利益が出なくてマイナスばっかりだから、不動産手放そうと思って、業者を使っているんだけど、なかなか希望額で売れなくって。そのうちにみるみる赤字が広がって、借りては返すの繰り返し。なんとかこの状況を打破したくて、悩みを友人に打ち明けたら、たちばなさんを紹介された。」
んだそうだ。
「騙されて買ったマンションを少しでも高く売って借金を減らしたい気持ちはわからなくもない。ただ、S君が騙されて高く買ってしまったマンションを高く売ろうとすることは、もう一人騙される人をキミが自ら生んでしまう、と言う事だよ。そこに良心の呵責は無い?」
「ハっ!」とS君の表情が変わった気がしましたよ。
表情がみるみる紅潮していくのがわかる。気が付いてくれたようだ。
「じゃ、僕はどうすれば!?」
こんなやりとりを経て、S君はワタシの情報をみるみる吸収していったよ。
たいそう喜んでお帰りになった。
数年、真剣交際している女性がいるそうだが、現在の自転車操業の状態での結婚は到底考えられず、悩みに悩んでいたところだった、と最後に報告を受けた。
これで、ワタシを使うか?使わないか? などどうでもよいが・・・巡り巡って、S君と彼女の結婚への障害がなくなり、その後に子供が出来れば・・・・たちばなはじめは、まさに少子化対策に貢献した、と言う事ではないか!(笑)
「騙されて買ってしまった不動産を少しでも高く売ろうとする行為は、もう一人騙される人間を増やすこと」
とは、S君の悩みについて、咄嗟にワタシの口から発した言葉なんだが、S君と別れた後、独りで反芻していたら・・・ワタシが仲良くしている不動産業者が、数か月目に発した言葉の受け売りだったんだ(笑)
「高かろうが、安かろうが、不動産を売れば手数料が入る不動産業者」という考えを持つワタシにとって、同じ不動産業者である彼の言葉には少々「意外だな・・・」と感じ、彼に興味を持った事で仲良くなった記憶があったんだ。
それ以降・・・彼には、青梅、名古屋二件、一宮、新潟、熊本、高崎、都内二件の不動産に関する仕事を依頼している。
不動産取引業者は星の数ほどいるが、だからこそ誠実な業者を探すのはなかなか・・・(;´∀`)
それにしても、上手く回っている時には大きなメリットを生むが、少しでも歯車が狂いだすと立て直すのは非常に困難。
後始末にも時間がかかり、上手くいっていても自分の死後には周辺の相続で諍いが起きやすい。
ネガティブな状況になった時の不動産の始末の悪さよ。
ワタシのSNSを読んでいる、多くの不動産投資家はそんな事は無いだろうが、その傍らには無数の困窮不動産を抱える人がいる。
少子化が問題になって、少子化担当大臣が出来ても、全然少子化問題は解決の道筋を辿らない、とは以前にも何度か文にしたためた。
「経済格差の是正」なんかも、政府の取り組みとして必要な事だという社会認識はあるが、経済格差は広がっているよね。
中国並みかどうかまではわからないが・・・。
たちばなはじめをやっていて11年になるけれど・・・確実に貧富の差は広がっているね。
富裕層と貧困層の格差は是正の道筋すら見えていない。
国内の貧困層の一部にワタシの情報が広がってくれたらよいのに・・・と思いつつ、ワタシは不人気講師として今日も名古屋で話し、明日は大阪で話し・・・・連日、文をしたためる。
親父がもし生きていたら・・・今のワタシを見てどう思うだろう・・・。
きっと、顔面グーパンだよな(笑)