たちばなです。
今日で9月も終わりですね。あ、っという間。
9月19日に誕生日を迎え、あっという間に50になった(笑)
本日も一本投稿を。
良かったらお付き合い下さいませ。
さて、今月も何件かご相談を受けましたが・・・「リスケジュール」の件。
あのね・・・「借入金返済のリスケジュール」って、しちゃダメなんですよ。
あなたのお付き合いのある銀行の融資担当者や、融資担当の経験がある元銀行員に尋ねてみてください。
「リスケジュールして一定期間やり過ごした後に、通常弁済に戻して利益出して存続できている事業体って、あるの?」と。
ほぼ無いって言いますよ。間違いないです。
ワタシは9年間、リスケジュールしていた経験がありますが、まったく資金繰りは好転しませんでしたし、どんどん内部留保は減り続けました。
その時の生前の父親の心的負担と言ったら見ていられませんでした。
ワタシの父親は元銀行員です。
平成22年に73歳で亡くなりましたが、ワタシは半分銀行に殺された、と思っています。
地元を愛し、地域に貢献した父親でした。
資金繰りに困窮しながらもどうにか会社を繋ぎ、一方では銀行では頭を下げ続けつつ、罵倒の嵐。
その際は、必ずワタシも常務として同席させられました。
息子としては、もっともっと生きて地域に貢献してほしいと願っていました。
時を経て、ワタシは「事業に失敗し、多額の負債を抱えた負け犬コンサルタント」として、現在は複数の銀行出身者とお付き合いがありますが、ワタシの言っている事を否定できる人には・・・現時点で会っていません。
リスケジュールって
「事業不振である自分や自社の為に、銀行さんが温情かけて取り計らって下さっている」
って思っていない?
これは、全然違います。
リスケジュールって
「自分が担当者でいる間、会社ツブしちゃうと自分の行内評価が下がるから、とりあえず殺さないでおこう」
っていうのが正しい。
リスケジュールって
「利息だけもらっとけば正常債権化できるので、貸した金の残高を利益計上できるから、自己資本比率維持できるし、株価も維持できるから、とりあえずリスケでつないでおこう」
っていうのが正しい。
つまり、リスケジュールと言うものは、企業の為のモノではなく、銀行員と銀行の為のモノである、という事です。
リスケジュールして、その後業績が良くなる会社って、基本的に無いんですよ。
銀行員に訊いてみて下さいよ。嘘じゃないから。
そして、リスケジュールしたら永遠に借金って終わらないんですよ。
そりゃそうだよ。元金を据え置いて利息しか払わないんだから、終わるワケ無いんですよ。
「不良債権になったら大変な事になりますよ。もっと頑張らないと」と銀行は脅すんだけど、具体的に「大変な事」が何なのかは教えない。
それを聞いて事業主側は「不良債権にしちゃいけない」って考えて、ますます銀行への依存体質が強くなる。
これで事業主は・・・「銀行の犬」になるのです。
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