たちばなです。
お問い合わせ下る方・・・
「面談に際し、事前に用意しておくものはございますか?」というお問い合わせを頂く事はチョイチョイある。
おそらく先方は「決算書」とか「事業計画」とかを用意しろ、とワタシに言われる事を想像しているんだろうけど・・・ワタシは言わない。
初回の無料面談でそんなの精査しきれないし、決算書に「本当の実情」が記載されているとも思わない(笑)
「お化粧」している事業主も、それを指南する士業も星の数ほどいる事をワタシは知っているのだから(笑)
また事業計画なんて言ったって、未来の事なんか誰にも解んないし、ましてやコロナ禍。
数字なんて、「前年比〇〇%」とか言って計算式入力して叩き出しているだけ。
事業計画通りに事が進展する事なんかまず無いよ(笑)
お化粧した「通信簿」に、不透明な計画なんか見たって、あんまり意味が無い。
そもそも、決算書とは「過去の実績」だけど、ワタシはご相談者の「未来予測」を語るのだから、あんまり一生懸命見ない、と言うのがワタシの本音。
「事前に用意するものは?」と訊かれたらいつも決まって答えます。
・思い切り
・発想の転換
・家族への想い
この三つを用意して頂きたい、と。
これを「言葉遊び」と考えて、返信メールに「かしこまりました(笑)」なんて寄越してくる人がいるけれど・・・実際には、用意できていない人がほとんど。
上記のようなやりとりを経由して・・・某県某所の飲食店経営の親子と面談した。
年間売上の倍額以上の借入。
月商の約3割が返済原資。
当事者は70歳に手が届く。
当事者は「ラクになりたい。身を引きたい。」と。
息子は追加の融資を申請中だ、と。
オヤジは辞めたい、と。
息子は続けさせたい、と。
息子は、追加の融資を受け、時間の猶予を得た上で、従業員を集め、お客様アンケートを収集、分析し、顧客満足度向上に努める、と。
従業員も一緒になって一生懸命頑張っている、と。
あなたは従業員の為に死ねるかもしれないが、従業員はあなたのために死なないよ。
即効性が求められる「有事の資金繰り」を展開しようと考えているのに、顧客満足度を上げる施策を講じる事に、即効性などあるはずがない。
コロナ禍である事を忘れてはいけない。
また、返済の見込みも立たないのに、新規で融資を受ける意味など無い。
父親のファイナンスで受ける融資だからこそ浮かぶ発想なのであって、自分のファイナンスで融資を受けようと思ったら、その発想が浮かぶだろうか??
いろいろ話したんだが・・・・結局用意できていなかった。
思い切りも、発想の転換も、家族への想いも・・・。
ワタシは「言葉遊び」で言っているのではありません。
ワタシと面談にお臨み下さる方に改めて申し上げたい。
ZOOM無料面談の際にご用意頂くものは3つ。
・思い切り
・発想の転換
・家族への想い
上記3点を必ずご用意下さい。
これを用意するのは簡単では無いですよ。
でも、用意できていたら・・・案外、短期間であなたの人生や資金繰りに光が差すはずです。
「同じことを続けて違う結果を望む事は狂気だ アインシュタイン」
「強者も賢者も生き残らず変化できるものだけが生き残る ダーウィン」
「新しい事を始める時、いつもそれは不可能に感じる ネルソンマンデラ」
どうせ読者はすぐに忘れるだろうから、もう一回書いておこう。
・思い切り
・発想の転換
・家族への想い
無料面談だからお気軽に連絡くれていいんだけどさ・・・冷やかしは勘弁してほしいよ。
正直言って、冷やかし相談者は・・・めんどくせーんだよな(笑)
ではでは、本日はZOOM面談を一件だけやって、次女と三女の授業参観に出かけ、夕方からバイトに出かけます(笑)
この時期・・・バイト行ってひと汗かくと、酒が美味くてたまらん!(笑)