たちばなです。
さて・・・東京・八王子の税理士で、大規模なコミュニティを主宰されている井上得四郎先生よりメルマガ用の原稿執筆依頼を頂きました。
生保関連・士業・事業経営者ら約2000人の読者を持つ井上先生のメルマガ・・・・ご依頼を有難くお受けいたしました。
word版で約2000文字程度、との事で、原稿そのものは1時間足らずで出来上がったのですが、士業の方々にもお読み頂く事を踏まえ、顧問弁護士にリーガルチェックの依頼をした都合で一週間のお時間を頂きました。
先日、無事配信が終了したようですので、井上先生のご了解を頂いた上で、皆さんにもご披露申し上げます。
「たちばなはじめマニア」にはいささか稚拙な文章に感じる方もいらっしゃるかもしれません。予めご承知おきください。
コロナ自粛モードで、ヒマでヒマでヒマでヒマでどーーーーしようもない方にお付き合い頂ければ幸いです。温かいコーヒーと共に(笑)
忙しい方は無論、そちらを優先され、投稿にはスルーされて下さい(笑)
テーマは「コロナ不況の資金」です。2172文字です。
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こんにちは。
「緊急時金融対策アドバイザー・有事の資金繰り支援コンサルタント」の、たちばなはじめです。
井上得四郎先生のご依頼を受けて初の執筆です。
どうぞよろしくお願い致します。
新型コロナウィルス感染症(以下:新コロ)によって引き起こされた未曽有の大不況化は、まさに「有事」であり、既成の概念では脱却は難しく、またそのあおりは弱小で体力の乏しい環境下にある当事者により大きく影響します。
中小零細企業や個人事業主は、まさにその不遇な環境下に直面し、「見えない敵」とどのように戦うか?を手探りで模索している状況にあろうかと思います。
またこの投稿をお読み下さっている方々もそういった方々に接する機会の多い方々でしょうし、それについてのお悩みを日常的に伺っているのではないでしょうか?
この度は、そういった悩みを吐露される方々にも、悩みを聞く方々にも、双方にご参考にして頂ける一つのアイディアを投稿致します。
儲ける為に出来る事って一体何があるでしょうか?
基本的には手段は2つしかありません。
売上を伸ばすか?経費を減らすか?
これ以外にありません。
では売上を伸ばす手段は有事に於いて有効なのでしょうか?
売上を伸ばす為には必ずコストが発生してしまいます。
資金がキツいのに、コストが発生してしまえば資金を先食いしてしまいますから逆効果ですね。
ですから有事に売上増加策を用いるのは得策ではありませんし、むしろそれは自殺行為でしょう。
では経費を減らす手段は有事に於いて有効なのでしょうか?
経費を減らせばキャッシュインパクトはあるでしょうが、事業上の何らかのデメリットは覚悟しなければいけません。
まして長引くデフレやアベノミクスの失敗によって、有事の環境下になり「もうやりつくしたんじゃない??」と言う所が殆どでは無いでしょうか?
ですから、有事に経費削減策を用いるのは効果が薄いですし、デメリットが表面化することがしばしばある事をワタシは良く知っています。
有事の環境下で、売上伸ばす事も経費減らす事もやってはいけない、と言っているたちばなはじめは一体何をすべきか?と考えているかと言いますと・・・
ワタシは「借りたカネを返すのをやめる事だ」と説き、その為のサポートアドバイスを生業としています。
今はまだ、新コロの影響で、無利息無担保の融資や甘々の助成金など、審査基準が「ガバガバ」な中でどうにか維持しているところも多いでしょう。
でも、この財源はいつまでも続くものでもありませんよね。
やがて財源は枯渇していくでしょう。
無利息無担保などと申しましても、返済原資はその後に必ず作らなければならないでしょうし、仮に新コロ終息宣言が出されたとしても、その後の売上が新コロ以前より更に増加しなければ理論上、返済原資を生むことは出来ません。
零細な事業体にそれが出来るでしょうか?
ワタシはそれができるとは到底思えません。
「穴の空いたバケツに水を入れる意味なし」とワタシは考えています。
そもそも赤字体質なのに、資金を注入したところで、その資金はやがて溶けてなくなるでしょう。
でも、資金調達をしなくても、既存の借入金返済を停止する事でこれまでの返済分は月額単位で具体的にコスト軽減がはかれます。
つまり、バケツの穴をふさいでしまえば、わずかな水でも少しずつ溜まっていく、という考え方です。
融資を受けられにくかったり、融資が受けられなかったりする環境下で、その当事者にとって金融機関とは必要なところでしょうか?
ワタシは食べ物を提供しない飲食店は必要ありませんし、花を売らない花屋は必要ないように、「カネを貸さない金融機関は要らない」と考えています。
また、カネを借りられない前提で考えれば、金融機関との決別を諮り、付き合いをやめる事での事業上のデメリットは・・・・何もありません。
「信用が無くなる」と言う人がいますが、融資が受けられない時点で既に信用が無いのですから同じことです。
「借りたカネを返すのは人間として当たり前のことだ」と言うのは多くの方が思われている事であろうと思いますが、「借りたカネが返せなくなったらどうするの?」というワタシの質問に答える事が出来るでしょうか?
不動産を充当して、保険を解約して、車も売り払って・・・それでも借金が残ったら債務整理ですか?
債務整理して踏み倒すのでしょう?
それでは借りたカネを返すのは当たり前ではありませんね。
有事の資金繰り改善行動は、なりふり構っていてはいけません。きれいごとなど通用しません。
当事者は元より、従業員や取引先の命運もかかっているのですから。
それをアドバイスサポートしていくのが、たちばなはじめの仕事でございます。
ワタシを否定するのは簡単でしょうが、代案を提示できる方もまずいないでしょう。
「負けようと思って試合に臨む柔道家はいないが、受け身の練習をしない柔道家はいない」
この意味、あなたならお解り頂けますよね?
詳細につきましては、今後に国内各地でセミナーや個別面談等で補足して参りますし、
WEB上でリモートでのサポートも対応しています。
ご縁がございましたら、お問い合わせくださいませ。