たちばなです。
ここ1か月程度で、これまでのお問い合わせ件数が2倍近くにまでなっておりました。
やはりコロナ融資によって膨らんでしまった負債の返済原資を売上や利益から作る事が出来ず、受けた融資の「内部留保」から拠出し続け、どんどん資金が流出。
資金が枯渇しきってからお問い合わせ。
こんなパターンが概ねです。
枯渇しきる前に取り組んでおくことが肝要なんですが、枯渇しきってからのご相談者が約8割ほど。
毎度毎度懸命に文をしたため続けているのですが、お問い合わせ下さる方の大半は・・・
・WEBの広告を見て問い合わせた
・たちばなさんが顔出ししているので問い合わせた
・数年前にセミナーを聴いたことがある
・信頼している知人の紹介
概ねこんなところです。
一部、「メルマガ楽しみにしています♪」なんてお言葉は頂戴するけれど、
そのエッセンスを多分に盛り込んで個別面談すると・・・必ずボロが出る(笑)
全然頭に入っていない。インプットされていないんですよ。
「Reading」はしているけど「Saving」が出来ていない、ということです。
あんまりオレに「読んでいる」とか「楽しみにしている」とか言わないほうがいいよ。
そこオレツッ混んじゃうから、ボロが出ちゃうよ(笑)
つまり、お問い合わせ下さる方の大半はメルマガ読んでいない方が多数派。
「読んでいる」というより「眺めている」と言う事。
文字媒体なんかそんなもんなんだよね。拡散力は強いけど浸透力が乏しい。
尤も、ワタシを信じてお問い合わせ下さる方に悪意などあろうはずが無いのでしょうが、いつも思うんです。
「そんなにオレの事調べもせずに相談してきて・・・ほかの方にもそんな風に安易に問い合わせするの?」って。
世知辛い世の中。
怪しい業者やコンサルは多いです。
ワタシだって、一般社会から見れば・・・
「大いに怪しいインチキコンサル」のレッテルを貼られているかもしれません。
いや、ワタシは
「常に世間からそういう目で見られている」
という思考と前提のもとで日々活動を続けています。
ワタシはアナタを騙すつもりなどありませんが、社会から常にそういう目でも見られている事は意識をしています。
だから、ワタシにお問い合わせ下さる方に申し上げたい。
「もう少しワタシの素性を調べてからお問い合わせくださいね」と。
ただ、この文章をしっかり頭に叩き込む人もごく僅かなんだろうけれどね(笑)
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さて・・・先日、都内のとある女性からお問い合わせを頂き、リモートで対応しました。
口を真一文字に結び厳しい表情。意志の強さが感じられました。
訊けばワタシと同い年。
「同級生じゃないですか。仲良くお話ししましょう。」とワタシがジョークを投げかけても硬い表情は変化しませんでした。
「私の夫が半年前に自殺しました。」
と、彼女は第一声にショッキングの情報をワタシにもたらします。
旦那さんは以前にワタシのセミナーを東京都内で聴講していたようです。
旦那さんのお名前をお聞きしたのですが・・・失礼ながらワタシにその方との記憶はありませんでした。
その後WEBで旦那さんの情報を検索し、いくつかヒットしたのですが・・・法人名もご住所も・・・ワタシは失念してしまっていたようです。
「旦那様の件、ご愁傷さまでした。記憶に残っていない事は失礼ですし申し訳なく思っています。ところで私に訊きたい事って何でしょう?」
と話を向けると奥様は言います。
「夫は晩年に“がん”を患い、余命半年を宣告されていましたが、それを待たずに自ら命を絶ちました。生前に “もし自分が死んだら、この人に相談を持ち掛けなさい” と言われ、たちばなさんの情報をネットで知り、お問い合わせした次第です」と。
- 旦那さんの死後、現在は奥様が代表となり事業を切り盛りしている事
- 従業員15人の今後を考えると、廃業や解雇は考えたくなかった事
- 旦那さんの生前、奥さんが会計を担当しており、取締役として金融機関との打ち合わせもこなしていた事
- 経営方針をめぐり旦那さんと見解の相違などがあり、自分自身の経営方針で会社が維持継続できると踏んでいた事
- コロナ融資を受け、法人としての内部留保が比較的潤沢に残されている事
- 現況は資金の流出が止まっておらず、金融機関から今後の融資についてはシビアな見解を示され、リスケジュールが検討課題になっている事
- 旦那さんがローンのない自宅マンションを所有しており、それを相続した都合上、奥様自身も負債を相続してしまっている事
- 奥さん以外に個人の連帯保証人が存在しない事
- 子どもの先々も考え、旦那さんの死亡保険金を会社につぎ込むようなことはしたくない意向を持っている事
これらを踏まえ、「無念の自殺」をしてしまった夫の想いも踏まえ、今後の事業継続について見識を頂きたい、と言う事でした。
ワタシから40分ほどかけてザックリとした粗方針をお示ししました。
「やはり、メルマガに書いている通り、今後は金融機関を断ち切る戦略なのですね・・・」と奥様。
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