代位弁済は会社の終わりではない…返済に行き詰まった社長が知るべき現実と選択肢

「代位弁済になったら、会社はもう終わりだ」

そう思い込んでいる社長が、本当に多いんです。

銀行への返済が苦しくなってくると、この言葉の響きだけで足がすくんでしまいます。

銀行からの督促の電話が鳴るたびに、胸が締めつけられます。

「代位弁済の手続きに入ります」という通知を前に、頭が真っ白になっている方もいるでしょう。

ですが、ちょっと待ってください。

代位弁済は、会社の終わりではありません。

むしろ、誤解したまま無理な返済を続けるほうが、よほど危険です。

では、代位弁済とはそもそもどんな仕組みなのか。

順番にお伝えしていきます。

目次

代位弁済とはどんな仕組みか?

信用保証協会の保証付き融資を受けている会社が銀行に返済できなくなったとき、何が起きるのかをまず確認しておきます。

AIで代位弁済について調べてみると、次のような解説が出てきます。

代位弁済とは、債務者が金融機関への返済を続けられなくなった場合に、信用保証協会が債務者に代わって金融機関に残りの債務を支払う制度。代位弁済が実行されると、債権は金融機関から信用保証協会へ移り、以後、債務者は信用保証協会に対して返済していくことになるとされています。

— AI検索で「代位弁済 仕組み」について調べた際の解説より引用

つまり、返す相手が銀行から保証協会に変わるということなんです。

借入金そのものが消えるわけではありません。

が、会社がその瞬間に潰れるわけでもないんです。

そして大事なのは、代位弁済が融資の契約書に最初から書かれている、正当な手続きの一つだという点です。

あなたの会社は、これまで保証料を払い続けてきました。

返済できなくなったときには、保証協会が立て替える。

それが、この制度の本来の役割です。

何かのルールに違反したわけでは、決してないのです。

もう一つ、知っておいてほしいことがあります。

保証協会の「保証」は、会社の借入金を守ってくれるものではありません。

返済できなくなったときに銀行が損をしないための、いわば銀行に対する保証。

ですから、代位弁済になっても、会社の返済義務そのものは残ります。

「保証料を払ってきたのに、守られていなかったのか」と驚く社長も少なくありません。

この仕組みを知っているかどうかで、いざというときの落ち着き方がまるで違ってきます。

本当に危ないのは無理な返済を続けること

「代位弁済だけは避けなければ」

「銀行に迷惑をかけるわけにはいかない」

こう考えて、他の支払いを後回しにしてでも、銀行への返済を続けてしまう社長がたくさんいらっしゃいます。

銀行を大事にしたい気持ちは、痛いほどわかります。

ですが実は、これがいちばん危険なパターンなんです。

家族の生活費を削り、従業員の給料を遅らせ、個人の貯金をつぎ込み、、、

そうやって我慢を続けている間にも、会社の現金はどんどん流出していきます。

そして手元の資金が尽きたとき、打てる手はほとんど残っていません。

そうなってからでは、選べる道はごくわずか。

なかには、銀行に返すために金利の高い借入でつないで、傷をさらに深くしてしまうケースもあります。

こうなると、資金繰りはじわじわと首を締められるように苦しくなっていきます。

そこまで追い込まれてから相談に来られる社長を、私たちは何人も見てきました。

たちばなはじめのお金の優先順位は「家族 → 従業員 → お客 → 協力企業 → 銀行」です。

家族・従業員・お客様・協力企業を守るのが先で、銀行への返済は一番最後。

これが、たちばなはじめが一貫して伝えているお金の考え方です。

限られた資金を、誰を守るために使うのか。

この順番を間違えてしまうと、会社だけでなく、家族の生活まで危うくなってしまいます。

代位弁済のあとに何が起きるのか?

では、実際に代位弁済になるとどうなるのでしょうか。

債権が保証協会に移ると、銀行からの督促は止まります。

その後は、保証協会から今後の返済についての連絡が来ます。

「今度は厳しい取り立てが来るのでは」と身構える社長も多いでしょう。

ですが、たちばなはじめが現場で見てきた限り、保証協会の対応は決して無慈悲なものではありません。

返済の意思を誠実に示せば、会社の状況に応じた無理のない分割の相談に応じてもらえるケースが多いのです。

ただし、良いことばかりではないのも事実。

代位弁済になれば、当面のあいだ、金融機関からの新しい借入は難しくなります。

だからこそ、借入に頼らない形へ、資金繰りを組み直していく必要があります。

毎月いくら入って、いくら出ていって、いくら残るのか。

これを紙に書き出すだけでも、会社の現状はかなり見えてきます。

資金繰り表で現金の流れを把握できていれば、保証協会との分割の相談でも「払える金額の根拠」を示せます。

実際、無理のない金額の分割で決着をつけて、落ち着いて事業を続けている社長もいらっしゃいます。

大切なのは、逃げも隠れもしないこと。

連絡を無視したり、居留守を使ったりするのがいちばんよくありません。

状況を正直に伝え、払える範囲を示して、誠実に向き合うことです。

それだけで、その後の展開は大きく変わってくるんです。

どんな状態からでも諦めない

たちばなはじめ自身、かつて事業の失敗から、返済が立ち行かなくなった経験があります。

会社をたたむしかないと思い弁護士に相談したものの、高額な破産費用が払えず頓挫。

その後、金融機関との向き合い方を見直し、法的な手続きに頼ることなく再起しました。

その実体験をもとに独自の再生スキームを確立し、同じ状況で苦しむ社長を数多く支援してきました。

だからこそ、はっきりお伝えできます。

代位弁済の前でも、あとでも、まだやれることはあります。

そして、手元にお金が残っているうちであれば、資金繰りの組み直しに使える手段はさらに多くなります。

「代位弁済になったら、会社はもう終わりだ」

もし今、そう思い込んで一人で悩んでいるなら、まずその思い込みを手放してほしいのです。

資金繰りは、我慢してはいけません。

早く動けば動くほど、選べる道は多く残ります。

もし返済のことで少しでも悩んでいるなら、まずは一度ご相談くださいね。


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