事務局の谷本です。
たちばなは言ってます。
「リスケジュール(返済猶予)して一定期間やり過ごし、その後通常弁済に戻して存続している会社なんかない」
と。
つまり、リスケジュールしても資金繰りは良くならない。
経営状況が上向くわけではないということです。
、、、ホントかなぁ?
一時的に返済額を減らすと資金繰りは楽になる(ように思える)。
資金に余裕ができる(ように思える)から、そのうちにがんばって売上げを戻す。
で、売上げが戻ったら返済も元に戻せばいい。
めでたしめでたし。
これ、理にかなっているように感じませんか?
でも、たちばなは「リスケはしちゃいけない」って言うんです。
、、、ホントかなぁ?
さらに、たちばなは言います。
「ウソかもしれないから銀行に聞いてみるといいよ」
今から約5年半前、私は銀行にリスケを提案されました。
そのときに聞いたんです。
「リスケして良くなった会社ってあるんですか?」
私の目の前には若手担当と年配の部長がいました。
「え?あ、えーと、、、」
言葉に詰まる若手担当を制し、部長がこう答えました。
「谷本さん、知らないと思うのでお伝えしますが、リスケは経営改善の常套手段です。資金繰りに困られている会社さんには積極的にご提案させていただいてます。皆さんリスケされて良くなってますよ」
ええっ?みんな良くなってる!?
たちばなの言ってることと違うじゃん!?
でも、、、
若手担当と部長のリアクションがなにか不自然。
なので、さらにツッコんでみました。
「良くなっているって、どのくらいの割合なんですか?リスケしても良くならないと聞いたことがありますが」
すると、
「谷本さん、どこで聞いたのかは知りませんが、今現在返済できていない状態で、もうリスケする以外に手がないでしょう?
議論の余地なんてないんですよ。
リスケしないならしないでいいんですが、今後もう融資はできませんし、これ以上返済ができない状態が続けば私たちも然るべき手段を取らざるを得ません。
そもそも、ちゃんと返済してもらえれば私たちもそんなことをしなくていいんです。
谷本さんのためを思ってご提案しているのに、そんな言い方をされるなら、ここで相談を打ち切ることもできますが、どうされますか?
返済できないということであれば、然るべき手段で回収させていただくだけなので、私どもはどちらでも構いませんよ」
触れてはいけないところに触れてしまったのか。
もはや恫喝とも受け取れるこの発言。
実はこの部長、ちょっと チ ン ピ ラ チ ッ ク な感じだったんですよね(笑)
両者一気にヒートアップ。
「そうですか。リスケなんて契約書に書いてないですから契約違反ですよね。そんなことするつもりは一切ありません。返済できないのは事実ですから、法律と契約の範囲内で差し押さえでも何でもご自由にされてください」
感情的に捨てゼリフを吐いて、こちらから決別しました。
「よし論破!ザマァ!キモティー!」
せいせいした気持ちで銀行を後にしたんですが、、、
結果的に、これは大失敗でした。
理由は、話すと長くなるので今回は割愛します(笑)
で、
その後、たちばなはじめ事務局として銀行出身の方や税理士先生など、現場を知るたくさんの方と話してきた中で、私は確信を得ました。
それは、
「やっぱりリスケして良くなった会社なんてない」
ということ。
リスケしても良くならないという根拠や理屈は理解していました。
でも、証拠不足でいまいち確証が持てなかったんですよね。
ネットの情報なんてまるでアテになりませんし。
だって、ネットには「資金繰りに困ったらリスケ」って書いてある。
「リスケするな」なんてどこにも書いてない(笑)
たちばなは、セミナーに金融関係出身者や税理士先生がおられると、
「これまでの経験上、リスケして良くなった会社ってありますか?」
と必ず聞きます。
返答は決まって、
「私の知る限りありません」
と。
そう、リスケして良くなった会社なんてやっぱりないんですよ。
↓
リスケせずに資金繰りを改善する方法
例えば、
10万円の返済を2万円にリスケし、残りの8万円を運転資金に回した場合、、、
元金が減らないまま10万円をタレ流すんだから、資金減少が加速するだけ。
通常弁済に戻れば完全にアウトどころか、通常弁済を待たずに詰む可能性が高いです。
そもそも、リスケしようとする時点で、すでに返済能力を失っている。
そんな状況なら、おそらく家計も火の車でしょう。
貯金を切り崩し、生活を切り詰め、高利のカードローンやキャッシングに手を付け、あわよくば親族や知人友人からお金を借りて事業を回す。
それでも払えないからリスケするわけなので。
このご時世、そんな短期間で業績を戻すなんてことは、奇跡でも起こらない限り不可能です。
ただでさえ資金が厳しい、経営に苦戦している状態で、短期間で業績が戻るなんて考えるほうに無理がある。
業績を上げるためにこれまで散々やってきて、それでも毎月の返済ができないような状態なんだから、、、
高額な手数料を払ってリスケし続ける?
延命にはなっても、見通しは限りなく暗いでしょう。
まあ、リスケ対応してくれれば、の話ですけど。
リスケ、リスケ、リスケ、、、
そんなことをしていたら、借金は一生終わりません。
一生どころか、子や孫にまでなすり付けることになってしまう。
何の責任もない子孫たちを、有無を言わさず借金まみれにしてしまうんです。
恨まれても文句は言えない。
そもそも、リスケの時点で銀行に見限られてますから。
どんなに泣きつこうが、もう1円も借りられません。
「晴れの日に傘を貸し、雨の日に取り上げる」
リスケして資金が回らなくなったら、それこそ一巻の終わり。
いえ、、、
リスケしなきゃならなくなった時点で「終わってる」。
「リスケして良くなった会社はない」
これが実態であり、不都合な真実です。
↓
借金を子孫に残さず自分の代で終わらせる
先日も「リスケしたら良くなる」という”妄言”に振り回されたご相談者さんがいました。
その方は、税理士先生にリスケを打診され、一部はすでにリスケしている状況。
「リスケしたら良くなる」と言っていた税理士先生が、たちばなとの3者面談で「リスケして良くなった会社はない」と認めてしまった事例です。
詳細は、たちばなメルマガで紹介されているので割愛します。
興味があればバックナンバーを読んでみてください。
で、
なぜ、こんなことが起こってしまうのか?
答えは、とてもシンプルです。
「自分たちにメリットがあるから」
銀行は、リスケすると延命できるので取引先を減らさずにすみます。
とりあえず利息だけとはいえ収益は上がり、担当者も自分の評価を維持できる。
税理士先生も同じです。
リスケして延命すれば、取引を継続できます。
引き続き、顧問料を徴収できるということです。
銀行への忖度やメンツを保つ、みたいな意図もあるかもしれない。
じゃあ、私たちのメリットは?
、、、ありません。
だって、リスケして良くなった会社なんてないんですよ?
メリットがあると考えるほうがおかしいですよね?
ビジネスは、収益のうえに成り立つ。
その視点で考えれば、各所からの「リスケの提案」は、戦略上当然であるとも言えます。
「リスケ」は情けでも温情でも、臨機応変な対応でも何でもありません。
れっきとした「ビジネス上の戦略」なんです。
これが理解できれば、、、
むしろ、こちらが「ビジネス上の戦略」として利用するという考えが生まれませんか?
たちばなは「リスケ否定派」です。
が、
それも、時と場合による。
何でもかんでも「リスケするな!」と言っているわけじゃないんです。
実は、状況次第で「あえてリスケする」という戦略をとることもある。
考えなしにリスケしても決して良くはなりません。
逆に、戦略的にリスケすることで、破綻を回避し再生を早めることが可能なケースも多いんです。
銀行に言われるがままリスケするのは、ちょっと待ってください。
生きながらえて「ホッ」とする気持ちは分かります。
でも、、、
忘れないでください。
リスケして良くなった会社などない、ということを。
リスケは、終わりの始まりです。
緩やかに、でも確実に、終焉に近づいています。
リスケする前に、この話を聞いてください。
もしリスケしていても、まだ打つ手はあります。
お金が手元にあるうちに、1円でも多いうちに!
利権者の言いなりにならない再生戦略を早期に実行しましょう。
↓
リスケから復活する唯一の方法
たちばなはじめ事務局 谷本