事務局の谷本です。
昨日は、高松市戦争犠牲者追悼式がありました。
式典内で小学生の息子がスピーチするため、保護者として参加してきました。

夏休み、息子に「スピーチ原稿を一緒に考えて」と言われたんですが、私は戦争を知りません。
私の両親も、戦争が終わってから産まれたので戦争を知りません。
おじいちゃん、おばあちゃんはすでに亡くなっています。
残念ながら、存命中に戦争についての話を聞く機会はありませんでした。
40年以上、ずっと香川県に住んでいるのに、戦時中地元でどんなことがあったのか。
ほとんど何も知らないんです。
もしかすると、学生時代に学んだのかもしれません。
いえ、間違いなく学んでいます。
でも、何も覚えていないんです。
子どもに戦争について聞かれても、何も答えられない。
そんな自分を恥じつつ、スピーチ原稿をつくるため、家族で地元の戦争資料館に行きました。
高松に空襲があったことくらいは知っています。
でも、その詳細は全然知りません。
資料館には、戦時中の生活や空襲の様子、遺品などが展示されていました。
高松の中心地、見慣れた景色が焼け野原になっていました。
近所の池や川には、空襲で負傷した多くの人が水を求めて殺到したということです。
これまで何か他人事のように感じていた戦争という出来事が、実はこんな近くにあったということに、今さら気付いて寒気がしました。
戦争は何があっても絶対に起こしてはならない。
そんなことは言うまでもありません。
ですが、理想と現実は違います。
現に、今も世界のどこかで戦争は起こっています。
戦争が起こらないのが理想ですが、、、
この先、戦争が起こる可能性は誰にも否定できません。
もし、戦争が自分の身にふりかかってきたら。
そう思うと、本当に怖いです。
愛する家族を残して戦地へ赴くなど、私にはとても考えられない。
でも、戦時中はみんなそうだったんですよね。
私がいなくなったら、残された家族はどうなるのか。
どうやって生活していくのか?
ローンや借金は誰が払う?
生活は保険や年金で何とかまかなえるかもしれません。
でも、借金は?
もし遺産を相続するなら、負債も相続しないとならない、、、
戦争の資料を見ながら、気がついたらこんなことを考えていました。
悲しいかな、すでにそういう思考回路になっちゃっているようです(泣)。
むしろ、今戦争で死ぬより、事故や病気で死ぬ確率のほうが圧倒的に高い。
もし、自分が死んだら家族はどうなる?
あなたも、ぜひ自分ごととして考えてみて欲しいです。
現実的な話として、私もあなたも、皆いつかはこの世を去ります。
それがいつなのかは、誰にも分かりません。
確実に言えるのは、今この瞬間も死に向かって進んでいるということ。
いつか来るその時に備えて、あなたは家族を守る準備ができていますか?
まさか、借金を残してこの世を去るなんてことはしないですよね?
たちばなは、9億以上の借金を返せていませんが、死んでも家族に借金は1円も残りません。
保険をかけているので生活に困ることも、家を奪われることもありません。
いつ死んでも、誰にも迷惑をかけず、家族が安心して暮らしていける環境をつくり上げているんです。
残念ながら、私はまだですが、、、
でも、やり方は分かっているので、その環境が整うようにあとは最善を尽くすだけ。
↓
死んでも家族に迷惑をかけない環境のつくり方
資料館で最も私の心を揺さぶった、戦地へ赴く青年が記した家族への手紙。
家族への感謝が淡々と綴られていました。
もう二度と会えないかもしれない。
というより、もう二度と会えない可能性のほうが極めて高い。
愛する家族に会えなくなるなんて、私なら絶対に耐えられません。
この青年も、いろんな夢や希望があったでしょう。
もっともっと、家族と一緒にいたかったでしょう。
そんな前途や幸せな日常を、一瞬で奪われたんです。
この青年の心中を察すると、胸が張り裂けそうでした。
でも、そんな感情をおくびにも出さず、心配をかけまいと気丈に淡々と筆を走らせる。
もし自分だったら、この年齢でこんな振る舞いができるだろうか?
間違いなく無理だと思います。
ただ「行きたくない」と泣きじゃくっているだけでしょう。
この青年に比べたら、この時代の人たちに比べたら、自分はなんて恵まれているんだろう。
生きるか死ぬかという極限の状況を経験してきた、私たちのご先祖。
私たちが今平和に暮らすことができているのも、ご先祖さまのおかげなんですよね。
そんなことを考えていると、借金で悩んでいるなんてことが、何だか急にバカらしく思えてきました。
激しい空襲で、高松中心部の建物はほとんど損壊。
ですが、香川県民ならほぼみんな口座を持っているであろう、とある銀行の建物は損壊を免れたんです。
空襲にも耐えられるほど、頑丈な建物だったということです。
ちなみに、今は高松の中心部に移転し、立派な自社ビルがそびえ立ってます。
復興のときに、バンバン融資して儲けたんじゃないでしょうか。
銀行はね、お金持ってますよ。
少しくらい返せなくたって、痛くもかゆくもありません。
たちばながいつも言ってますよね。
あなたがお金を返せなくなって、困るのは誰?って。
お金が回らなくなってきたときこそ、冷静になりましょう。
そして、優先順位を考えるんです。
借金が返せないなんて、大したことではありません。
倒産だ、破産だ、生命保険だと思い詰める前に、まずはお金に対する正しい向き合い方を知ってください。
↓
お金の真実を知るセミナー
おかげさまで、スピーチは滞りなく終えることができました。
ただ、時間の関係で、原稿の最も伝えたい部分がごっそりカットされていたのはかなりショックでしたが、、、
でも、親子でいい経験をさせてもらいました。
今まで地元に対して大した思い入れもなかったんですが、今回改めて地元の歴史を学んで、ちょっと地元愛みたいな感情が芽生えました(笑)。
で、
実は、まだ公にはしてないんですが、来月ちょっとしたイベントを企画しています。
私の地元、四国に関するイベントです。
このメルマガ読者さんに、どれくらい四国の方がいらっしゃるかわからないのですが、、、
詳細は近日中にお伝えできると思います。
四国の人も、四国じゃない人も、ぜひ楽しみにしておいてくださいね!
ご先祖さまに、平和に感謝!
たちばなはじめ事務局 谷本