たちばなです。
「事業再生コンサルタント」「相続コンサルタント」を標榜する人物から面談依頼を受け、早朝からリモート面談した。
30代男性。
信用金庫の出身なんだそうだ。
別に、資金繰り苦しい人を助ける立場の人が、資金繰り苦しくたって驚きもしないけどさ・・・・。
数百万円に膨れ上がったカードローンやクレジットのリボ払いの件について相談を受けた。
本人にも申し上げたのだが、「事業再生とか相続とかを指導している人間が、カードローンで資金調達するって・・・ヤバくない!?あなたに関わるクライアントが可哀想だと思うわ。」って本音をぶつけた。
「同業者としてお恥ずかしい話なんですが・・・」とワタシに切り出してきたんだが・・・ワタシは「事業再生コンサルタント」など名乗った事は無いし、「相続コンサルタント」も名乗った事は無い。
「ワタシは事業再生なんかできませんし、死んだ後の事なんか指導できません。おこがましくって事業再生コンサルや相続コンサルなんて名乗れません。
ワタシはただただ、儲けられなかったり、儲けにくかったりしている環境に置かれている不遇な方に “儲けやすい環境” を作って差し上げているだけです。
ワタシのしていることは再生の補助に過ぎないです。儲けやすい環境を作る為にアドバイスしていますが、儲けるのは当事者にしか出来ません。
もし、ワタシがクライアントの企業に入り込んで儲けられるなら、ワタシはそのクライアントを事業体から追い出してワタシが儲けますよ(笑)」
しかしさ・・・金融機関の出身者が、事業計画も持たずに高利の借金に手を出して、資金繰りに苦しみながら、“事業再生コンサル”を標榜するって・・・・どういう世の中なんだろうね。
この人物の言う事を信じて、お金を支払う人もきっといるのだろう。
その人の不幸たるや!(笑)
話している内に本音が出てきた。
「もう事業再生は辞めようと思っている。本業の保険業に特化して頑張る」と。
「ぜひぜひそうされて下さい。そっちで頑張った方がいい!」と言ってリモートを終えた。
資金繰り支援コンサルタント、緊急時金融対策アドバイザーを名乗って11年目。
10年以上、ずっと世間から疑われ続けているワタシが言うのもなんですが・・・・
世間の皆さん、業者の選定には慎重に慎重を重ねてくださいませ。
慎重に業者選定されたうえで、「たちばなはじめもダメ!」という判断をされるのなら、それはそれでワタシはその判断を尊重致します(笑)
追伸:
昨日は東京神田の定例セミナーでした。遠方からお越しくださった方も含めて5名のご参加を頂きました。
妻の厳命で「コロナだから、セミナー後は懇親会しないでまっすぐホテルに帰りなさい!」との事で、不本意でしたがまっすぐホテルに帰りました(笑)
セミナー会場からホテルに帰る道中で、まっくらな店舗と明るい照明が点る店舗が乱立するエリアを歩いた。
何件か「酒を出す居酒屋」の前を通過したんだけど・・・どこも黒山の人だかり。ぎっしり密になってみんな楽しそうに飲んでたよ(笑)
感染リスクもあるんだろうけど・・・経済リスクも考えなきゃね。
ホントに、日本国民はよく我慢しているよ。
オレは、経済リスクを優先するので、仕事はするし、これから名古屋に移動します。
同様に、経済リスクより家庭リスクを優先するので、緊急事態宣言中は懇親会を自重します。
名古屋は緊急事態宣言でなく「マンボウ」だったな・・・(笑)